MEMBERS 社員インタビュー
SANWA流クルマ道
100%の品質を
確信できるまで
品質管理部 品質管理課 百合本 博
Profile
学生時代はものづくりの現場を知るためにアルミ製品の工場でアルバイトを経験。1999年に入社し、本社品質管理課に勤務の後、2012年からヘッドガスケットを生産する美作工場へ。2015年から現職。
「品質管理は嫌われてなんぼ」
学生時代、経営工学科で学んだ「品質管理」が面白くて興味があったので、製造業の品質管理部門を志望しました。入社当初、上司から言われて印象的だったのは「品質管理は嫌われてなんぼや」という言葉。私たちはガスケットやヒートインシュレータといった重要部品を製造していて、それが自動車に搭載されます。1つでも不良品を出せば当社はもちろんのこと、お客様である自動車メーカーへの信頼が揺らぎかねません。不良品を出すか出さないかで結果は大違いになります。それだけに我々は100%の品質が保証できなければ製品を出荷することはできません。たとえ社内から煙たがられても嫌われても、そこは絶対に譲れません。
「設計段階から“品質”をつくり込む」
仕事でうれしいのは不具合の原因分析に成功したときですね。まずは3現主義(現地、現物、現実)に基づいて原因を究明。実験で同じ不具合が起こるかどうか再現して、思い通りの結果が得られたときに知的興奮を覚えます。ただし、こうした不具合を起こさないことが第一なので、そのために設計段階から品質をつくり込むことを目指しています。たとえば同じ部品でも、ちょっとした形状変更で作業ミスを減らせたり、コスト削減できるのです。こうした変更は量産が始まってからでは間に合わないので、開発段階から積極的に関わっていくようにしています。
「品質管理で丸儲け」
品質管理の教科書で読んだのですが、「品質管理で丸儲け」という言葉があります。品質管理は設計や製造に口出しをして現場に負担を強いるようなイメージがあるかもしれませんが、そうではなくて全員が品質管理に取り組むことで現場や工程が改善され、生産効率が上がって利益が生まれるという意味です。工場全体で品質管理を徹底していくためには我々だけが頑張っても結果は知れたもの。現場に携わる社員が品質管理の基本(QC7つ道具、工程能力、変化点管理など)を養ってもらえるよう、これからもコミュニケーションを重ねていくつもりです。海外の生産拠点も含めて、すべての工場で自ら問題点に対して改善を継続できる体制を整えたいですね。
off の過ごし方
「いつかはスポーツカーを走らせたい」
男の子が2人いて、上の子が幼稚園からサッカーをしているので、休日はいっしょにボールを蹴ったり、地元ガンバの応援でサッカー観戦に行ったりしています。今年はユニフォームも買ってあげたし、もっとスタジアムに連れて行ってやりたいですね。マイカーは独身時代から家族のことを考えて、エスティマ→エスティマ→シエンタ→ノア→ノアとミニバンばかり(エコ運転には自信あり!)。なのでいつかトヨタ86のようなスポーツカーを運転してみたいですね。
Offショット①
公園でサッカーをしています。
Offショット②
テーマパークにて。
Offショット③
家族揃って撮影した1枚。