MEMBERS 社員インタビュー
SANWA流クルマ道
オンリーワンの技術を
極めるそこに喜び
技術部 インシュレータ開発課 長崎 健児
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Profile
前職も部品メーカーの技術職だったが、オンリーワンの技術を持つメーカーで力を発揮したいと考え、転職。2008年の入社以来、インシュレータの実験評価・解析評価業務に携わっている。
「次は最初から頼むよ」
三和パッキング工業はNimbusGⅡをはじめ独自の技術を持っているのが強み。そういう会社で働きたいと転職しました。オンリーワンの技術なので、他社がまだ手をつけていない分野を極めていくのは技術者冥利に尽きる喜びです。そこを一番実感したのは、他社製のヒートインシュレータの耐久性に問題があるとわかって、お客様が当社に開発依頼をされたときのことでした。他社が2年かけてもできなかったのに、当社はわずか3か月で、お客様の評価試験にイッパツ合格! こんなすごいスピード開発ができるのも、当社の独自技術のおかげです。「次は最初から三和さんに頼むよ」と言われたときはうれしかったですね。
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「製造工程を見える化」
入社前は自分の能力と経験が通用するかとても不安でした。けれども、実際に職場に入ってみると、上司・先輩に温かく接していただき、初歩的な質問も気さくに答えてくださいました。とくに実験評価や解析評価は経験がなかったのですが、評価のコツを先輩に教わりながら試行錯誤で取り組んできました。解析については、プレス工程をアニメーション化するシミュレーションソフトを、チームの皆で開発しました。製造工程が「見える化」されることで問題点がわかりやすくなり、開発期間を短縮し、試作コストも減らすことができました。こういう成果が出せたときは、とてもやりがいを感じますね。
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「熱、振動、音をシールする技術」
お客様の要望に応えることは我々技術者の使命です。しかし、安全性・信頼性を保証するにはどうしても譲れない一線があります。そのせめぎ合いのなかで、お客様の要望を満たしつつ安全性能も実現できる提案がいかにできるかが重要です。たとえばエンジンコンパートメント内にモーターが組み込まれるハイブリッドカーでは熱害防止がより難しいのですが、何とかクリアでき、製品化に至っています。今後は、当社が培ってきた「熱、振動、音をシールする」技術を、いろいろな部品に展開できるようチャレンジしていきたいですね。そのために専門分野だけでなく、自動車業界全体の幅広い情報につねに感度高くアンテナを張っていたいと思います。
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off の過ごし方
「休日は開発課有志でカート大会」
競馬が趣味です。過去のレースデータ、馬の個性、当日の天候など自分なりの分析を加えて、予想することが好き。でも賭けると負けます(笑)。
インシュレータ開発課はクルマ好きの集まりで、月1回、課内の有志5~6人でカート大会を開催しています。残念ながらぼくの成績は下のほうですが、スピード感があって、ストレス解消にはもってこいです。愛車はBMW MINI COOPER S。ローバー時代からのファンです。まだ独身なので、しばらくの間は自由な走りを楽しんでいたいですね。
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Offショット①
ぼくの愛車です。
Offショット②
カート大会での1枚。
Offショット③
仲間とともに食卓を囲むのも楽しいひと時です。